ホームページに書く「強み」が見つからないときの言語化ステップ
「強みを教えてください」と聞かれたとき、すぐに答えられる人は少ないです。

「特に強みって言うほどのものはないんですが……」「丁寧にやっていることくらいですかね」——こういった反応は、ホームページ制作の打ち合わせで一番よく出てくる言葉です。
ただ、「強みがない」ということはほぼありません。言葉にできていないだけです。この記事では、自社の強みを掘り起こして文章化するための手順をお伝えします。
「強み」とは「競合と比べたときの差」のこと
まず、強みの定義を整理しましょう。強みとは、同じサービスを提供している競合と比べたときに、「うちの方が違う・優れている・選ばれている理由」です。
「丁寧にやっています」は強みになりえますが、それだけでは弱い。「競合は1週間かかるところを3日で仕上げる」「他の制作会社は文章を書いてくれないが、うちはヒアリングして文章の原稿まで作る」といった具体性があって初めて強みになります。
ステップ1:過去のお客さんの言葉を思い出す
以下の質問に答えてみてください。
- 「助かりました」「ありがとうございます」と言われたのは、どんなときでしたか?
- 「他とは違う」「○○さんじゃないとダメ」と言われたことがありますか?それはなぜだと思いますか?
- リピートしてくれるお客さんは、どんな理由で来てくれていると思いますか?
- 紹介してもらったことがある場合、紹介者はあなたのことをどう説明したと思いますか?
これらの質問に答えると、お客さんが「あなたを選んだ理由」が見えてきます。
ステップ2:断られたこと・苦情を思い出す
逆の視点も使えます。「うちには合わなかった」と言われた・断られたお客さんはどんな人でしたか?逆に言えば、残ったお客さんは「うちに合う人」です。そこに強みのヒントがあります。
「せっかちな人とは合わなかった」→「だから自分のお客さんはじっくり進めることを望む人」→「丁寧なプロセス・納得いくまで相談できることが強み」という逆算ができます。
ステップ3:競合のWebサイトを3件見る
同業者のホームページを3〜5件見て、「みんながアピールしていること」をリストアップしてください。「10年の実績」「丁寧な対応」「地域密着」……よく見かける言葉が並ぶはずです。
次に、そのリストの中で「自分には当てはまらないもの」と「自分には当てはまるもの」を分けます。「当てはまるが他も言っている」→差別化にならない。「自分だけが言える・やっている」→強みの候補です。
ステップ4:「誰のための」を加えると具体性が上がる
「丁寧な対応」という強みは、「誰に対して丁寧か」を加えるとぐっと伝わります。
- 「IT苦手な方でも安心して使えるWordPressサイトを作ります」
- 「開業直後の個人事業主が最初の一歩を踏み出せるようサポートします」
「ターゲット+あなたが提供できること」の形にすると、ホームページの文章として使いやすくなります。
ステップ5:箇条書きにまとめて整理する
ここまでで出てきた候補を、一旦箇条書きにしてみてください。5〜10個ほど出せれば十分です。その中から「お客さんが一番喜んでくれたこと」「他の人には言えないこと」上位3つを選んで、ホームページの「選ばれる理由」として使います。
まとめ:強みは「外側の言葉」から探す
自分の強みは、自分の内側から探すより「お客さんの言葉・他社との比較・選ばれてきた事実」という外側から探す方が見つかりやすいです。
「うちには強みがない」と言っていた経営者も、このプロセスを経ると「ちゃんとあった」とわかることがほとんどです。言語化できたら、それをホームページに載せていきましょう。
小松のホームページ制作では、制作前のヒアリングで強みの言語化をサポートしています。「何を書けばいいかわからない」という段階でも、打ち合わせを通じて整理するお手伝いができます。