エックスサーバーとConoHa WING、どちらを選ぶ?料金のちがいと、優先順位で決める方法
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エックスサーバーとConoHa WINGのどちらにするか迷っている人に向けて、2社の料金や特典のちがいをまとめました。何を優先するかで決める方法と、申し込む前に確かめたいこと、AIへの頼み方も分かります。
比較記事をいくつ読んでも「両方おすすめ」で終わっていて、決められないことがあります。フリーランスのWebディレクターとして働く筆者は、自分のサイトをエックスサーバーで動かしています。その経験もまじえて、2社のちがいと選び方を書きます。
エックスサーバーとConoHa WINGの違いとは?
エックスサーバーとConoHa WINGは、どちらも、WordPressのサイトを置くためによく使われるレンタルサーバーのサービスです。レンタルサーバーは、サイトのデータ(文章や画像など)を置いておくために、会社から借りる場所のことです。WordPress(ワードプレス)は、ホームページを作ったり、お知らせを更新したりするためのソフトです。
2社で大きくちがうのは、サービスを続けてきた長さと、料金のしくみです。個人や小さな会社のサイトでよく選ばれるプラン(料金のコース)同士で、比べてみます。
2社の比較(料金・特典・お試し)
2026年7月時点の、公式サイトの情報です。エックスサーバーはスタンダード、ConoHa WINGはベーシックというプランで比べています。
- 初期費用:どちらも0円(初期費用は、申し込むときに1回だけかかるお金)
- 月額の目安(12ヶ月契約):エックスサーバーは1,100円、ConoHa WINGは970円(WINGパックという申し込み方のとき)
- 長い期間で契約したとき:エックスサーバーは36ヶ月契約なら月額990円。ConoHa WINGにも長期の割引がある
- 時間課金プラン:エックスサーバーはなし。ConoHa WINGはあり(1時間2.5円。たくさん使っても、1ヶ月で1,452円より高くはならない)。時間課金は、使った時間の分だけ払う料金のしかた
- 無料お試し:エックスサーバーは10日間。ConoHa WINGはなし(時間課金で代わりに試せる)
- 独自ドメインの特典:エックスサーバーは2つ永久無料、ConoHa WINGは最大2つ無料。独自ドメインは、
example.comのような、自分のサイト専用の住所 - 運営開始:エックスサーバーは2003年から、ConoHa WINGは2018年から
キャンペーン(期間限定の割引)によって、実際に払う金額は時期で変わります。申し込む前に、それぞれの公式サイトで最新の金額を確かめてください。
共通しているところも多い
比べてみると、この2社は共通しているところのほうが多いくらいです。
- 申し込むときの初期費用が無料
- 自分のドメインで使えるSSLが無料(SSLは、サイトとそれを見る人の間のやりとりを、暗号にして守る仕組み)
- 画面の案内にそって進めるだけで、WordPressを入れられる機能(簡単インストール)がある
- 独自ドメインが無料になる特典がある
そのため、どちらを選んでも、大きな失敗にはなりにくいと言えます。そこでこのあとは、スペック(料金や機能などの条件)の一覧には出てこない、使う側の体験を判断の材料に足していきます。
筆者がエックスサーバーを使い続けている理由
筆者は、このサイトを含めた自分のサイトを、エックスサーバーで運用しています。選んだ最初の理由は「実績が長く、情報が多いから」という、消極的なものでした。使い続けている理由は、トラブルを経験してから変わりました。
トラブルのとき、アクセスログで原因が分かった
2026年6月、筆者が運用するサイトが、マルウェア(サイトに入りこんで悪さをするプログラム)に感染しました。このとき役に立ったのが、サーバーパネルから取り出せるアクセスログです。
サーバーパネルは、エックスサーバーの設定をするための管理画面です。アクセスログは、サイトにいつ・どこからアクセスがあったかの記録です。ログを追っていくと、いつ・どこから入りこまれたかを突き止められました。
元に戻す作業も、サーバーパネルの上で済みました。公開フォルダ(サイトのファイルを置いている場所)を最初の状態に戻すところから、WordPressを入れ直すところまでです。トラブルが起きたときに、自分で調べて対処できる環境かどうか。これはスペックの一覧には載らない、大事な比べどころだと感じました。
感染してから元に戻すまでの手順は、別の記事にくわしくまとめています。
ConoHa WINGを使っていない理由
筆者は、ConoHa WINGで実際にサイトを動かしたことがありません。この記事のConoHa WINGについての説明は、公式サイトに書かれている内容をもとにしています。
使っていないのは、不満のないサーバーから乗り換える理由がなかったからです。ConoHa WINGのほうが劣る、という意味ではありません。料金の安さや、管理画面の新しさを評価する声も多く、有力な候補です。
目的別の判断基準
料金や条件がほぼ同じなら、決め手になるのは、自分が何を優先したいかです。あてはまりそうなものから読んでみてください。
①長く使う安心感を大事にしたいか
会社やお店のサイトとして何年も使うつもりなら、運営してきた長さは判断の材料になります。エックスサーバーは2003年に始まったサービスで、使っている人が多いぶん、トラブルの例や解説の記事もたくさんあります。困ったときに検索すると、たいてい誰かが同じ問題を解決しています。筆者がマルウェアの対応を自分でやり切れたのも、情報の多さに助けられたところがあります。
②月々の支払いをどこまで抑えたいか
同じ12ヶ月契約なら、月額はConoHa WINGのほうが安い設定です(970円と1,100円)。1年では、約1,500円の差になります。
ブログを長く続けるつもりで、毎月決まってかかるお金を少しでも軽くしたいなら、この差は魅力です。ただし、キャンペーンの時期によっては、どちらが安いかが逆になることがあります。申し込むときに、その時点の金額で比べてください。
③短い期間・小さな規模で試したいか
「とりあえず試したい」ときの仕組みは、2社で形がちがいます。
- エックスサーバー:10日間の無料お試しで、実際の管理画面をさわってから契約できる
- ConoHa WING:時間課金プランなら、使った分だけの支払いで小さく始められる
筆者も契約する前に、無料お試しで管理画面の使いやすさを確かめました。迷っているうちは、試せる仕組みがあるほうを先に使ってみるのも1つの方法です。
何を優先するか決めきれないとき
どれを優先したいのか自分でも決めきれないときは、自分の状況をChatGPTやClaudeに伝えて、考えを整理してもらう方法があります。
このあとの枠の中の文は、ChatGPTやClaude(ChatGPTと同じように、文章で話しかけて使うAI)の入力欄に貼って使えます。( )の部分は、自分の内容に書きかえてください。名前や住所、カードの番号など、人に知られたくない情報は、どの例でも貼らないでください。
サイトを置くレンタルサーバーを、エックスサーバーとConoHa WINGのどちらにするか迷っています。
私の状況は次のとおりです。
・作るサイト:(お店の紹介ページと、お知らせの更新)
・使うつもりの期間:(何年も続けるつもり)
・毎月の支払い:(できるだけ安くしたい)
・サーバーをさわった経験:(ない)
次のうち、私がどれを一番大事にしたほうがよさそうかを、理由をつけて教えて。
・長く使う安心感(運営してきた長さ、困ったときに調べられる情報の多さ)
・月々の支払いの安さ
・契約する前に試せること
料金やキャンペーンの金額は書かないで。金額は、私が公式サイトで確かめます。
AIの答えは、考えを整理するための材料です。決める前に、この記事の比較と公式サイトの情報を、自分の目で見比べてください。
契約前に確認しておくこと
どちらに決めるにしても、申し込む前に次のことを確かめておくと、あとで後悔しにくくなります。
キャンペーン価格は「契約期間」とセットで見る
広告で見かける安い月額は、36ヶ月契約のような、長い期間の契約が条件になっていることがほとんどです。「月額○円」だけを見ずに、契約期間と、支払いの総額を必ず確かめてください。契約期間の途中でやめるとき(途中解約)の条件も、申し込む前に見ておきたいところです。
申し込みの画面や料金のページの説明は、長くて読みにくいことがあります。その文章をChatGPTやClaudeの入力欄に貼って、条件を書き出してもらう方法もあります。名前や住所、カードの番号などは貼らないでください。
レンタルサーバーの申し込み画面に出ている、料金の説明です。
(料金・契約期間・キャンペーンについての説明を、そのまま貼る)
この内容から、次のことを書き出して。
・月額の金額と、その金額になる条件(契約期間など)
・契約期間の終わりまでに払う金額の合計と、その計算のしかた
・途中でやめるときの条件
貼った文章に書かれていないことは、推測せずに「書かれていない」と書いて。
AIは、計算をまちがえることもあります。出てきた総額は、申し込み画面の表示と見比べてから申し込んでください。
独自ドメインは特典で足りるか
2社とも、対象の契約をすると、独自ドメインが無料になる特典があります。ふつうにサイトを運用するなら、この特典で足りることがほとんどです。
サーバーとは別にドメインだけ管理したい場合や、特典対象外のドメインが欲しい場合は、
お名前.com![]()
のような専門サービスで取得する方法もあります。
サーバーの特典で取る場合も、ドメインの会社で取る場合も、ドメイン名はあとから変えられません。変えたいときは、取り直しになります。会社名や店名とつながる名前かどうかを、取る前に考えておきましょう。
名前の候補を考えるときは、ChatGPTやClaudeに案を出してもらう方法があります。
会社(お店)のホームページ用に、独自ドメインの名前を考えています。
会社名(店名):(さくら整体院)
ローマ字での書き方:(sakura seitaiin)
どんな仕事か:(駅の近くの整体院)
ドメイン名の候補をいくつか出して。
それぞれ、会社名とどうつながっているかを一言で書いて。
その名前がまだ使われていないかは、私がドメインの申し込み画面で確かめます。
AIが出した名前が、すでにほかの人に使われていることもあります。申し込みの画面で、使えるかどうかを確かめてから決めてください。
公開後のセキュリティ設定まで計画に入れる
サーバーを契約したところから、サイトの運用が始まります。どちらのサーバーを選んでも、公開したあとのセキュリティの設定(サイトを守るための設定)は、自分でやる必要があります。
筆者が感染を経験して思ったのは、「契約するときに、セキュリティの設定までセットで計画しておけばよかった」ということです。最低限やっておきたい設定は、手順つきで別の記事にまとめています。
よくある質問
Q. 個人ブログでも上位プランが必要ですか?
A. いいえ。最初は、各社でいちばん安いプランで十分です。エックスサーバーならスタンダード、ConoHa WINGならベーシックがそれにあたります。見に来る人(アクセス)が増えてから、料金が上のプラン(上位プラン)に変えれば対応できます。
Q. あとから別のサーバーに乗り換えられますか?
A. できます。ただし、サイトのデータを新しいサーバーへ移す作業(データ移行)や、ドメインの設定の変更が必要で、手間はかかります。2社とも、WordPressの引っ越しを手伝う機能や、代わりにやってくれるサービスを用意しています。最初の選択で悩みすぎるより、始めてから育てていくほうが現実的です。
Q. 表示速度はどちらが速いですか?
A. 2社とも、ページを速く表示するための工夫に力を入れています。個人や小さな会社のサイトなら、使っていて感じる差は小さいのが実情です。公式サイトが出している速さの数字は、会社ごとに測り方の条件がちがうので、うのみにせず参考くらいにしてください。表示の速さは、画像のファイルを小さくすること(画像圧縮)や、一度表示したページを取っておいて次から速く出す仕組み(キャッシュ)の影響も大きく、サーバー選びだけでは決まりません。
Q. 契約時に決めたドメイン名はあとから変えられますか?
A. ドメイン名そのものは変えられず、取り直しになります。無料の特典で取るときも、会社名や事業の名前と合っているかを考えてから決めてください。
まとめ:スペックが互角なら「優先順位」で選ぶ
この記事では、エックスサーバーとConoHa WINGのちがいと、選び方を紹介しました。
- 共通点は多い:初期費用0円、無料のSSL、独自ドメインの特典など、基本の条件はほぼ同じ
- 実績と情報の多さならエックスサーバー:2003年から続いている。トラブルのときに調べやすいのが強み
- 月額の安さならConoHa WING:12ヶ月契約で月970円。時間課金で小さく始める方法もある
- 迷ったら試す:エックスサーバーは、10日間の無料お試しから始められる
- 契約期間と総額を確かめる:キャンペーンの月額だけで決めない
筆者自身は、マルウェアの対応をやり切れた経験から、エックスサーバーを使い続けています。ただ、何を優先するかは人それぞれです。この記事の判断基準で、自分に合うほうを選んでください。
サーバー選びからのサイト立ち上げ、まとめて相談できます
筆者はフリーランスのWebディレクターとして、Webサイトの制作・保守をサポートしています。
サーバー契約やドメイン取得から公開後の運用まで、まとめての相談も可能です。
「自分で選んだ構成で問題ないか見てほしい」という段階でも、お気軽にお問い合わせください。