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AI時代の働き方を考えるために読んだ本3冊

AIを仕事にどう取り入れるか迷っている人に向けて、筆者の読書メモから、AIへの指示の出し方、自分の得意分野とAIの組み合わせ方、力の入れどころの絞り方に役立った本を紹介します。指示の型も、そのまま使える形で載せます。

AIの進化が速く、働き方をどう変えればいいか迷う人は多いと思います。AIに仕事を奪われないか不安だったり、何から取り入れればいいか分からなかったりします。筆者も、フリーランスとして同じことを考えてきました。

そこで役立ったのが、AIや生産性をテーマにした本です。生産性は、同じ時間でどれだけの仕事ができるかを表す言葉です。この記事では、フリーランスのWebディレクターである筆者が、過去の読書メモをもとに、AI時代の働き方を考えるために読んだ本と、その活かし方を紹介します。

AI時代に大事なのは、AIを怖がることより取り入れ方を考えること

AI時代の働き方で大事なのは、AIを怖がることよりも、自分の専門性とどう掛け合わせるかを考えることです。

専門性は、その人が仕事として積み重ねてきた知識や技術のことです。読書メモを見返すと、この視点が何度も出てきました。

AIに仕事を奪われるかどうかを心配するより、自分のスキルとAIをどう組み合わせるかを考える方が前向きです。

ここでは、読書メモの中から、働き方の考え方に効いた部分に絞って紹介します。ツールの細かい操作手順は扱いません。

AI時代の働き方を考えるために読んだ本

働き方を考えるうえで参考になったのは、生成AIの活用、専門性との掛け合わせ、力の絞り方に関する3冊です。

生成AIは、ChatGPTのように、頼んだ内容に合わせて文章や画像を作るAIのことです。

『生成AI最速仕事術』

この本のメモで残っているのは、AIへの指示の出し方です。AIに出す指示の文を、プロンプトと呼びます。

  • いいプロンプトには、目的・条件・参照情報の3要素がある
  • 文章を整えず、箇条書きで書き殴る方がAIに伝わりやすい
  • 簡易的なファクトチェックや校正にも使える

参照情報は、AIに読ませる材料のことです。ファクトチェックは、書かれていることが事実かを確かめることです。校正は、誤字や言い回しの間違いを直すことを言います。

特に、目的・条件・参照情報の3要素は、日々の指示づくりに使える考え方でした。

3要素を型にすると、次の形になります。筆者はこの枠に沿って書くようにしてから、やり直しの回数が減りました。

枠の中の文は、ChatGPTやClaude(ChatGPTと同じように、文章で話しかけて使うAI)の入力欄に貼って使えます。( )の部分は、自分の内容に書きかえてください。

【目的】(何のために使うか:例=新規のお客様に送る返信メールにしたい)
【条件】
- 長さ:(300文字程度)
- 相手:(初めて問い合わせをくれた個人事業主)
- 避けたいこと:(専門用語、こちらの都合を並べる書き方)
【参照情報】
(過去に送った似たメール、または箇条書きのメモをそのまま貼る)

上記をもとに、(返信メールの下書き)を作ってください。

参照情報の欄には、整った文章にしていない箇条書きのメモを、そのまま貼って構いません。整えてから渡すより、材料をそのまま渡したほうが速く、内容も自分の言葉に近くなります。

ただし、AIの出力(AIが返してきた答え)はそのまま使わず、最後は人が確かめる前提です。メモにも「簡易的」とあるとおり、AIのファクトチェックは軽い確認と考えておくのが安全です。

『世界一流エンジニアの思考法』

『世界一流エンジニアの思考法』のメモで印象に残ったのは、AIと専門性の関係です。

  • 自分の専門分野とAIを組み合わせ、役立て方を考える
  • 学習データが少ない仕事は、AIで代替しにくい
  • 生産性を上げるには学習が必要で、そのために定時で切り上げる

学習データは、AIが賢くなるために読み込んだ文章などの材料です。代替しにくいは、AIに置きかえにくい、という意味です。

専門性とAIの掛け合わせという視点は、フリーランスとしての働き方を考えるうえで支えになりました。

基礎を丁寧に理解する、タイムボックスで学習時間を確保するといった、生産性そのものの考え方も参考になります。タイムボックスは、作業ごとに使う時間の枠を先に決めておく方法です。

『エフォートレス思考』

『エフォートレス思考』のメモで残ったのは、力の入れどころを絞る考え方です。

  • どうやったらこの仕事が楽になるかを考える
  • やらないことを最大限に増やす
  • 「今日の完了」リストを作る

AIを使う目的は、忙しさを増やすことではありません。やらないことを増やし、楽にするためにAIを使う、という視点を持てた一冊です。

本の学びを自分の働き方にどう落としたか

本の学びは、AIへの指示、専門性の磨き方、力の絞り方に落とし込めました。

読んだだけでは、働き方は変わりません。筆者が実際に落とし込んだ場面を紹介します。

  1. AIへの指示:目的・条件・参照情報を意識して指示を書く
  2. 専門性の磨き方:AIに任せる部分と、自分が磨く部分を分ける
  3. 力の絞り方:AIで楽にできる作業を見極め、やらないことを増やす

特に意識が変わったのは、AIに任せる部分と自分が磨く部分を分けることでした。

AIは、下書きや調べ物、整理の補助には役立ちます。一方で、最終的な判断や、依頼者との認識合わせは人の仕事です。認識合わせは、おたがいの考えがずれていないかを確かめることです。

この分け方を決めておくと、AIを「仕事を奪うもの」として怖がらずに、「自分の専門性を活かすための道具」として捉えられるようになりました。

自分の仕事でも分けてみるなら、ふだんの作業を書き出して、AIに分け方の案を出してもらう方法があります。枠の中の文を、ChatGPTやClaudeの入力欄に貼って使います。

私のふだんの作業を、次の3つに分ける案を出してください。
・やめても困らなそうな作業
・AIに下書きや調べ物、整理を手伝ってもらえそうな作業
・最終的な判断や相手との認識合わせが必要で、自分でやるべき作業
それぞれ、なぜそう分けたかを1行で書いてください。迷うものは「迷う」としてください。

私の仕事:(フリーランスのWebディレクター)
ふだんの作業:
(お客さんとの打ち合わせ)
(打ち合わせメモの整理)
(見積書の作成)
(公開前の表示確認)

AIの分け方は、考えるための案です。どれをやめるか、どれを任せるかは、仕事の事情を知っている自分で確かめて決めてください。

AIツールの具体的な使い方は、AI・効率化カテゴリの記事で扱っています。

よくある質問

Q. AIに仕事を奪われないか不安です。

A. 奪われるかを心配するより、自分の専門性とAIをどう組み合わせるかを考える方が前向きです。読んだ本でも、専門分野とAIの掛け合わせが将来の機会につながると書かれていました。

Q. AIを使うと忙しさは減りますか?

A. 使い方次第です。AIで楽にできる作業を見極め、やらないことを増やす目的で使うと、力の入れどころを絞れます。ただ仕事を増やす方向に使うと、かえって忙しくなることもあります。

Q. この記事はAIツールの使い方を解説していますか?

A. この記事は、働き方の考え方に絞っています。指示の型は載せていますが、具体的なツールの使い方は、AI・効率化カテゴリの記事で扱っています。

Q. AIの出力はそのまま使って大丈夫ですか?

A. 最終的な確認は、人が行う前提で使うのが安全です。AIは下書きや調べ物、整理の補助に向いていますが、判断や認識合わせは人の仕事です。

まとめ:AIは専門性を活かす道具

AI時代の働き方を考えるために読んだ本と、そこから得た考え方は次のとおりです。

  • 『生成AI最速仕事術』:目的・条件・参照情報で指示を出す
  • 『世界一流エンジニアの思考法』:専門性とAIを掛け合わせる
  • 『エフォートレス思考』:力の入れどころを絞る

AIは、自分の専門性を活かす道具として捉えると、働き方を前向きに考えられます。

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筆者はフリーランスのWebディレクターとして、AIツールを補助に使いながら制作を行っています。

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小松 直

小松 直

LP・コーポレートサイト・ECサイトの制作ディレクションを行うフリーランスWebディレクター。Web制作歴5年、ディレクション歴2年。

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