ホームページをリニューアルすべきサインと判断基準
サイトを公開してから数年が経ち、「そろそろ作り直すべきか」と迷っている担当者は多いです。
・問い合わせが来なくなった
・デザインが古くなった気がする
・スマホで崩れているかもしれない
ただし、リニューアルには費用と時間がかかります。「部分的に直せばよいのか、作り直すべきか」の判断が難しいのが実情です。
この記事では、LP・コーポレートサイト・WordPress制作を行うWebディレクターの立場から、リニューアルが必要な状態の見分け方と判断基準を整理します。
リニューアルが必要なサインは4つある
ホームページのリニューアルが必要な状態には、動線・目的・見た目・更新の4つのサインがあります。
1つだけの場合は部分改善で対応できることがありますが、複数重なっている場合はリニューアルを検討します。
問い合わせまでの動線が設計されていない
トップページからサービスページ、問い合わせページへの導線が分かりにくいサイトは、来訪者が途中で離脱します。
問い合わせボタンがどこにあるか分からない・サービス内容を見つけられない・次に何をすればよいか分からない、という状態になっているかを確認します。
フォームがそもそもない・電話番号しかない、という場合はフォームの設置だけで改善できることがあります。
サイトの目的・ターゲットが見えない
トップページを見て、誰向けのサイトで・何を依頼できて・どう相談するかが分かるかを確認します。
会社名とキャッチコピーだけが大きく表示されていて、具体的なサービス内容や対象読者が見えないサイトは、そのまま閉じられることが多いです。
この問題は、テキストだけ変えても改善しにくいケースがあります。ページの構造と情報の優先順位を見直す必要があります。
画像や表示が古くなっている
設立当初に撮影した写真がそのまま使われている・画像が荒い・スマホで表示が崩れている、という状態は信頼感の低下につながります。
Googleはスマートフォンの表示を基準に検索順位を評価しているため(モバイルファーストインデックス)、スマホ対応の遅れはSEO面でも影響します。
特定のページだけ崩れている場合は部分改善で対応できますが、全体的にレスポンシブ対応できていない場合はリニューアルが必要になります。
更新が長期間止まっている
ブログや新着情報の最終更新が1〜2年前で止まっていると、現在も営業しているか分からないという印象を与えます。
更新が止まっている理由が「CMSが使いにくい」「更新の仕方が分からない」という場合は、更新しやすい構造への変更が必要です。
更新できる環境が整っていれば、内容を差し替えるだけで済みます。
リニューアルと部分改善の使い分け方
リニューアルと部分改善は、サイトの問題がどの層にあるかで使い分けます。
| 状態 | 対応方法 |
|---|---|
| ボタン文言が悪い・フォームがない | 部分改善 |
| 特定ページの情報が古い | 部分改善 |
| 導線の設計が最初からない | リニューアル |
| スマホ対応が全体的に崩れている | リニューアル |
| CMSが古くて更新できない | リニューアル |
| ブランディング・事業内容が大きく変わった | リニューアル |
部分改善で対応できるケース
以下のケースは、サイトの構造はそのままで内容を変えることで対応できます。
- ボタンの文言を「無料で相談してみる」などに変更する
- 問い合わせフォームをプラグインで追加する
- 古くなったテキスト・画像を差し替える
- 特定ページのタイトルタグを修正する
- 各ページに問い合わせへの導線を追加する
リニューアルが必要なケース
以下が複数重なっている場合は、部分改善よりリニューアルの方が長期的にコストが下がる可能性があります。
- サイト全体の導線が設計段階から存在しない
- ターゲット・目的が不明確で、どのページも似た内容になっている
- スマホ対応が全体的に崩れており、CSSから変更が必要
- 古いCMSで更新ができない状態になっている
- ブランディングや事業内容が大きく変わった
リニューアル前に決めておくこと
リニューアルを依頼する前に、目的・課題・対応範囲を言語化しておくと、制作がスムーズになります。
「古くなったから作り直したい」という状態でリニューアルを始めると、完成後も問題が残ることがあります。
以下を事前に整理します。
- このサイトで誰に何を伝えたいか(目的・ターゲット)
- 現在のサイトで困っていること(課題)
- リニューアル後に変えたいことの優先順位
- 公開後の更新担当者・運用体制
- おおよその予算と公開希望時期
「目的とターゲットを変えないまま見た目だけ変える」リニューアルは、費用をかけても問い合わせが増えない結果になりやすいです。
目的とターゲットを先に整理することが、リニューアルを成功に近づける第一歩です。
まとめ
ホームページのリニューアルが必要かどうかは、動線・目的・見た目・更新の4つのサインで判断できます。
チェックする順番は以下の通りです。
- 問い合わせまでの導線が設計されているか
- サイトの目的・ターゲットが一目で分かるか
- 画像の品質・スマホ表示に問題がないか
- 更新が止まっていないか、更新できる状態か
4つすべてに問題がある場合は、部分改善よりリニューアルの方が費用対効果が高くなる可能性があります。
まず現状の課題を整理してから、制作会社やフリーランスに相談するのが近道です。
よくある質問
Q. ホームページのリニューアルはどのくらいの頻度で必要ですか?
A. 一般的に3〜5年を目安に見直すことが多いですが、事業内容の変化・スマホ対応の問題・問い合わせの減少など、具体的なサインが出たタイミングで検討します。
Q. スマホ対応していないサイトはすぐにリニューアルすべきですか?
A. 対応を急ぐ方がよいです。Googleはスマートフォンの表示を基準に評価するため、スマホ対応が不十分なサイトは検索順位への影響が出やすいです。
Q. リニューアルと部分改善では費用はどれくらい違いますか?
A. 規模や要件によって異なるため一概には言えません。まず現状の課題を整理してから、どちらが適切かを相談することをおすすめします。
Q. WordPressでリニューアルする場合、既存の記事やURLは引き継げますか?
A. 対応可能な場合が多いです。ただし構造変更によってURLが変わる場合は、リダイレクト設定が必要になります。
ホームページをリニューアルすべきサインと判断基準をまとめます。
- 動線・目的・見た目・更新の4つのサインを確認する
- 複数重なっている場合はリニューアルを検討する
- 1〜2項目なら部分改善で対応できる可能性がある
- リニューアル前に目的・ターゲット・課題・運用体制を言語化する
- 「見た目だけ変える」リニューアルは費用対効果が出にくい
まず現状の課題を整理してから、制作・リニューアルの相談をするのが近道です。
ホームページのリニューアル・改善のご相談はこちら
「現状のサイトで何が問題か分からない」「リニューアルすべきか迷っている」という段階からご相談いただけます。
筆者はフリーランスのWebディレクターとして、LP・コーポレートサイト・WordPress制作を行っています。
現状の課題整理から、リニューアル・部分改善どちらが適切かの判断もサポートします。