Claude Codeの公式スキル一覧|最初に試したいものと、入れすぎると損する理由【2026年10月】
Claude Codeの公式スキルは、Claude Codeを作っているAnthropic社が用意した「仕事のやり方メモ」です。2026年10月時点で80本ほどありますが、使って効いたと言えるのは一部でした。最初に試したいものと、入れすぎると損をする理由をまとめます。
スキルとは|Claude Codeに渡しておく「やり方メモ」
Claude Codeは、パソコンの黒い画面(ターミナル)に文章で頼むと、ファイルを読んだりプログラムを書いたりしてくれるAIです。ChatGPTのように会話しながら、実際の作業まで進めてくれます。
スキルは、そのClaude Codeに渡しておく「この仕事はこの手順で進めて」というメモです。料理でいえばレシピカードにあたります。ふだんはカードの題名と短い説明だけが読まれていて、頼まれた仕事が説明に合うと、Claudeがカードの中身を開いてそのとおりに進めます。Claudeがスキルを使うことを「呼び出す」と言います。
メモの中身は、SKILL.md という名前の文章ファイルです。自分で書くこともできますが、この記事ではAnthropic社が作って配っている「公式スキル」だけを扱います。
なお、/clear(会話をリセットする)のように、最初から打てる命令(コマンド)は別の記事で紹介しています。
公式スキルの入手先
公式スキルは、入り方で分けると次のようになります。
- 最初から入っている(約20本):Claude Codeを入れた時点で使えます。
/code-reviewや/loopがそうです。 - 自分で追加する:追加パック(プラグイン)を自分で選んで入れます。Anthropicが作った追加パックが約40個あり、そのほかに、AnthropicがGitHubで配っているスキル集
anthropics/skillsの19本も、追加パックとして入れられます。 - claude.aiから自動で届く:claude.ai(ブラウザやスマホで使うClaude)でオンにしたスキルが、パソコンのClaude Codeにも届きます。2026年9月にできた仕組みです。
自分で追加するときは、Claude Codeの画面で /plugin と打ちます。追加パックの一覧が出るので、選ぶだけで入ります。
AnthropicがGitHub(プログラムを公開して配る場所)に置いているスキル集 anthropics/skills を使うときは、先に /plugin marketplace add anthropics/skills と打ちます。これで、このスキル集が一覧に加わります。Excel・Word・PowerPoint・PDF用の4本は document-skills、残りは example-skills という名前でまとまっています。
claude.aiから届いたスキルは、僕のMacでは13本ありました。Excel・Word・PowerPoint・PDF用のものも、その中に入っています。PDFとExcelのスキルは、claude.aiでオフにしていても必ず届きます。
ネットには「Claude CodeではExcelやWordのスキルは使えない」と書いた解説もあります。これは、自動で届く仕組みができる前の、公式の古い説明をもとにしたものです。実際に試すと、Excelのスキルは使えました。
全部合わせると、重なりを除いて80本ほどになります。全部を入れる必要はありません。入れすぎると損をする理由は、後半で書きます。
まず試したいスキル
このあと出てくる枠の中の文は、Claude Codeの画面にそのまま打つか、貼りつけて使えます。( )の部分だけ、自分の内容に書きかえてください。
/code-review|書いたプログラムを見直してくれる
/code-review は、プログラムの書きかえた部分を読んで、間違いや危ないところを教えてくれるスキルです。最初から入っています。
このブログは、書きかえた内容を確定して記録する(コミットする)と、自動で本番のサイトに反映されるようにしてあります。僕は3つのファイルを書きかえたあと、確定する前に /code-review をかけてみました。7分ほどで、指摘が10件出ました。
一番助かったのは、書き間違いとは別の指摘です。3つのファイルの中に、前に取り消したはずの古い版が、いつのまにか戻ってきているものがありました。そのまま確定していたら、本番のサイトへの自動反映が止まるところでした。ほかの9件も、ボタンを押す位置のずれや、データを保存する順番の問題など、直した方がよいものでした。
ほかの人の検証もあります。2026年7月にZenn(エンジニア向けの記事サイト)に出た記事では、わざと9か所の間違いを入れたプログラムを見せています。effort(どこまで念入りに見るかの設定)を high にすると、9か所とも見つかりました。effortは /code-review high のように、すぐあとに書いて選びます。high より上の設定にしても見つかる数は増えず、かかる時間だけが延びています。
うまく動かなかった報告もあります。見直しが終わっても画面が20分以上止まったままだった、自動で直す機能(--fix)が失敗した、という人がいました。effortは medium(ふつう)から始めて、自動で直させずに、指摘を読むだけにしておくと安心です。
まだ確定していない書きかえを見てもらうなら、これだけで動きます。--fix を付けなければ、直さずに指摘を出すだけです。
/code-review medium
/code-review のあとに文章を続けても、頼みごととしては読まれません(見直す対象の指定として扱われます)。指摘が出たあとに、続けて次のように頼むと、どれから直すか決めやすくなります。
いまの指摘を、大事な順に並べ直して。
それぞれ「放っておくと何が起きるか」を一言で書いて。
まだ直さないで。
/skill-doctor|使っていないスキルを見つける
/skill-doctor は、入れたのに使っていないスキルを見つけてくれるコマンドです。スキルは、入れているだけでClaudeが毎回読む文章が増えます(くわしくは後半で書きます)。その量も数字で見せてくれます。2026年9月に加わりました。
ある人が試したところ、自分で作った117本のスキルのうち、108本が使われていませんでした。7日間で実際に使ったのは5本だけです。それなのに、スキルの一覧だけで、毎回約8,800トークン(トークンは、AIが文章の量を数える単位)を読ませていました。
気をつけたいのは、Claudeに「/skill-doctorを実行して」と頼んでも動かないことです。人がキーボードから打つ専用のコマンドで、Claudeは代わりに打てません。僕はClaudeに頼んで断られてから知りました。画面に /skill-doctor とだけ打てば動きます。
/loop|同じ確認をくり返してくれる
/loop は、決めた間隔で同じ頼みごとをくり返すスキルです。たとえば「5分おきに、公開前の確認用サイトがちゃんと表示されるか見て」と頼めます。間隔は 5m(5分)のように、/loop のすぐあとに書きます。(https://example.com)は、自分のサイトのアドレスに変えてください。
/loop 5m 確認用サイト(https://example.com)のトップページを開いて、
表示が崩れていないか、エラーが出ていないかを見て。
問題があったときだけ教えて。
試した人の記事によると、「30秒おき」のように秒で指定しても、1分おきに直されてしまうそうです(2026年3月)。また、Claude Codeを開いている間だけ動くので、パソコンを閉じても続けてほしい仕事には向きません。作ってから7日たつと、自動で消えます(2026年10月の公式の説明)。
条件が合えば役立つスキル
frontend-design|AIが作りがちなデザインを避ける
frontend-designは、Webページの見た目を作るときに、「AIがよく作るありがちなデザイン」を避けるよう、Claudeに考え直させるスキルです。
同じお題(架空の整体院を紹介するページ)を、スキル無しと有りで1つずつ作って比べました。
- 色:スキル無しは、整体院でよく見る緑とオレンジを、深く考えずに選んでいました。スキル有りは、「平日20時まで開いている=夜も明かりがついている店」というところから、紺と琥珀色(あたたかみのある黄色)を選びました。
- 文字:スキル無しはパソコンに最初から入っている書体、スキル有りはGoogle Fonts(Googleが無料で配っている書体)を1つ使いました。
- 並べ方:スキル無しは、見出しを真ん中にそろえ、同じ大きさの四角い枠(カード)を並べる形でした。スキル有りは、左にそろえて左右の幅をわざと変え、枠を使わずに線で区切る形です。
- 飾り:影や角の丸みは、スキル無しの方がずっと多く(影2か所・角の丸み9か所)、スキル有りはほとんどありません(影0・角の丸み2か所)。
おもしろかったのは、スキル無しで作ったあとに、スキルの中身を読んだときです。中身には「AIが作りがちなもの」として、見出しの1語だけ色を変える、英語を全部大文字にした小見出し、意味のない「01・02・03」の番号、同じ形の枠に同じ影、が並んでいました。スキル無しで作った方に、それがそのまま出ていたのです。気づかないうちに、AIのクセどおりに作っていました。
ただし、公平な比べ方ではありません。スキル無しの方にも、僕がふだん使っているデザインの決まりごとは入っていました。スキル有りの方は同じお題の2回目なので、慣れもまじっています。それに、このときは追加パックがオフになっていたので、スキルの中身の文章をClaudeにそのまま読ませて試しています。
ほかの人の評価は分かれています。「まったく違うデザインになった」が7件、「効いた気がするだけ」が3件でした。
向いているのは、デザインの見本が無く、こちらから最初の案を出す新しいページです。色や並べ方を選んだ理由を文章で残してくれるので、お客さんに見せる最初の案を作りやすくなります。決まったデザインどおりに作る仕事や、今あるサイトの手直しには向きません。
頼むときは、お店や会社の特徴を先に渡しておくと、色や並べ方の理由がはっきりします。
frontend-designスキルを使って、(整体院)のトップページを作って。
お店の特徴:(平日20時まで開いている。駅から近い。肩こりの施術が中心)
色・書体・並べ方は、この特徴から決めて、選んだ理由も文章で残して。
中央そろえの見出しや、同じ形のカードを並べるだけの作りは避けて。
文書スキル|Excel・Word・PowerPoint・PDFを作る
文書スキルは、Excel・Word・PowerPoint・PDFのファイルを作ったり読んだりするスキルです。claude.aiから自動で届きます。
Excelのスキルを動かしてみました。外注先に払ったお金の記録から、計算式の入った集計表を作る作業です。表はできあがり、計算式、入力する欄の色分け、メモまで、頼んだとおりでした。
つまずいたのは、そのあとです。このスキルには、表の計算が合っているかを確かめるプログラムがついています。ところが、それを動かすにはLibreOffice(無料の表計算ソフト)が必要で、僕のMacには入っていませんでした。スキルの説明には「必要な部品は入っている」とあるのに、それも入っていなかったので、自分で入れています。
スキルの説明が、claude.aiの中で使う前提で書かれているからです。claude.aiの中には必要なソフトが最初からそろっていますが、自分のパソコンにはありません。Claude Codeでは「すぐ使える」より「準備すれば使える」と考えておくと、つまずきません。
ほかの人の結果も見ておきます。2026年7月に、11種類のAIでスライド作りを比べた記事があり、公式のPowerPointスキルが10点中9点でした。本物の表とグラフをスライドに入れられたのは、これだけです。一方で、マクロ(自動で処理するしかけ)付きのExcelファイルが壊れた、セルの番地の書き方が別の文字に変わってしまった、という報告もあります。
見積もりや予定表をExcelで渡す相手がいるなら、試す価値があります。Googleスプレッドシートだけで済んでいるなら、なくても困りません。
僕が試したのと同じ作業なら、こう頼みます。元にするのはCSV(表のデータを文字だけで保存したファイル)で、Claude Codeを開いているフォルダに置いておきます。
xlsxスキルを使って、(payments.csv)から月ごとの集計表をExcelで作って。
合計は数字を直接書かずに、計算式で入れて。
入力する欄は色を変えて、何を入れる欄かをセルのメモに書いて。
skill-creator|自作スキルの出来を測る
skill-creatorは、自分で作ったスキルをテストして直すためのスキルです。頼んだときにちゃんと呼び出されるか、使ったら結果が良くなるかを、数字で見せてくれます。
評判はいちばん割れています。テストの合格率が84%から100%に上がったという人がいる一方で、1回ごとに時間がかかるようになった、新しいClaudeにはかえって邪魔だ、という声もあります。
僕も試したことがあります。作ったスキルにそのまま使ったら、「呼び出される割合0%」、つまり一度も呼び出されないという結果が出て、やり方を読み直しました。テストに使う頼み方は、自分がふだんClaudeに頼むときの言い方で作らないと、正しく測れません。チームでスキルを作って配る人には役立ちますが、1人で使うだけなら後回しで大丈夫です。
使うときは、テストの頼み方を自分の言葉で用意させるのがこつです。
skill-creatorを使って、僕が作った(見積書づくり)のスキルが、ちゃんと呼び出されるかテストして。
テストの頼み方は、僕がふだん使う言い方で10個作って。
僕がふだん使う言い方:(「この案件の見積もり出して」「さっきの内容で見積書にして」)
評判が分かれるスキル、まだ誰も試していないスキル
/simplify は、書いたプログラムを読みやすく整えるスキルです。2026年5月にバージョンが変わり、それより前は「間違いも直す」もの、今は「整えるだけで、間違いは探さない」ものになりました。ネットで褒められているのは、ほとんどが前のバージョンです。今のバージョンには「少し助かるが、新しいプログラムを変な場所に置く」という声があります。記事を読むときは、書かれた日付を見てください。
追加パックの中にも、評判が分かれるものがあります。
- feature-dev(新しい機能を7段階で作る):「とにかく遅い」という声があります。
- ralph-loop(終わるまで同じ作業をくり返す):あいまいな指示のまま、回数の上限も決めずに動かした人がいました。1,966回くり返しても何もできあがらず、止めるのにも苦労したそうです。
- claude-code-setup(作業を自動にする方法を提案する):「頼んでいない提案がまじる」という声があります。
どれも悪いスキルというより、うまくはまる場面がせまいスキルです。
意外だったのは、使ってみた報告が1本も見つからないスキルが多いことです。最初から入っているものと anthropics/skills の、合わせて39本のうち24本は、使ったという報告がネットにありませんでした(2026年10月12日時点)。公式が力を入れている /batch(大きな書きかえを分けて同時に進める)や /verify(作ったものを実際に動かして確かめる)も、その中に入っています。この記事でも、ここは試していません。
公式スキル一覧
「使った報告あり」は、2026年10月12日時点で、実際に使ったという報告がネットで1件以上見つかったものです。
最初から入っているスキル(約20本)
使った報告あり
/code-review:プログラムの書きかえを見直す/simplify:書きかえたプログラムを整える(褒められているのは前のバージョン)/loop:同じ頼みごとを、決めた間隔でくり返す/doctor:設定のおかしなところを診断する/claude-api:自分で作ったプログラムからClaudeを使うための窓口(Claude API)の使い方を調べる/update-config:設定をふつうの言葉で変える
まだ報告なし
/batch:大きな書きかえを分けて、同時に進める/verify:作ったものを実際に動かして確かめる/debug:動きの記録を読んで、不具合の原因を探す/dataviz:グラフや、たくさんの数字を1つの画面で見るための画面(ダッシュボード)の作り方を教える/run:作ったアプリを起動して操作する/run-skill-generator:アプリを動かす手順をスキルにする/workflow-authoring:複数のAIに順番に仕事をさせる手順書の書き方を教える/fewer-permission-prompts:「実行していい?」という確認の回数を減らす/claude-in-chrome:ブラウザのChromeを操作する/design・/design-sync・/slides:デザインやスライドを作る/artifact-capabilities・/artifact-diagramming:claude.aiで作って公開するページに、機能や図を足す方法を教える
/skill-doctor は、人が打つコマンドでスキルとは別物なので、この一覧には入れていません。
追加する公式スキル(anthropics/skillsの19本)
使った報告あり
- docx:Wordの文書を作る・読む・直す
- pdf:PDFを読む・つなげる・分ける・書き込む
- pptx:スライドを作る・直す
- xlsx:Excelの表・計算式・グラフを作る
- skill-creator:自分で作ったスキルをテストして直す
- frontend-design:ありがちでないWebデザインを作る
- webapp-testing:作ったWebページをブラウザで動かして確かめる
- claude-api:最初から入っている
/claude-apiと同じもの
まだ報告なし
- mcp-builder:Claudeを、カレンダーやデータベースのようなほかのサービスにつなぐための部品を作る
- web-artifacts-builder:動きのある本格的なWebページを作る
- canvas-design:ポスターなどの絵を作る
- algorithmic-art:プログラムで模様や絵を描く
- theme-factory:スライドや文書に、色と書体の組み合わせをまとめて当てる
- brand-guidelines:Anthropic社の色と書体を当てる(作り方の見本)
- slack-gif-creator:Slack(仕事用のチャット)で使う、動く画像を作る
- internal-comms:社内向けのお知らせを決まった形で書く
- doc-coauthoring:文書や提案書を、Claudeと一緒に書き進める
- academy-guide:Claudeの使い方の質問に合う講座を紹介する
- discernment-nudge:答えのあとに「本当かどうか確かめよう」と問いを足す
入れすぎると損をする理由
公式スキルでいちばん知られていないのが、この話です。
Claudeは、話しかけられるたびに、それまでの会話や決まりごとを読み直してから答えます。一度に読める量には上限があり、この「一度に読んでいる文章」をコンテキストと呼びます。量は、トークンという単位で数えます。
スキルの中身は、使うときにだけ読まれます。ところが、スキルの名前と短い説明は、オンにしているスキル全部の分が、話しかけるたびに毎回読まれます。そのぶん、会話に使える量が減ります。
さらに、名前と説明の一覧に使える量は、上限の100分の1までと決まっています。それを超えると、あまり使われていないスキルから、一覧から外されていきます。外されたスキルは呼び出されなくなりますが、画面には何も表示されないので、外れたことに気づけません。
僕の環境で、公式の追加パックごとに、毎回どれだけ読まれているかを測りました。
- document-skills(Excel・Word・PowerPoint・PDF):約1,030トークン
- claude-code-setup:約141トークン
- skill-creator:約114トークン
- frontend-design:約80トークン
- code-review:約22トークン
1つ1つは小さくても、数が増えると積み重なります。前に書いた、117本のスキルで毎回約8,800トークンを使っていた人がその例です。文書スキルは、実際に使うときにさらに読みます。PowerPointのスキルなら約7,900トークンです。
測っている途中で、気づいたことがあります。僕のMacには公式の追加パックが5つ入っていましたが、設定で全部オフになっていました。パソコンに入れることと、オンにすることは別なのです。オフにしておけば毎回読まれることはなく、Claudeからも見えません。さきほど試した /code-review は最初から入っている方、Excelのスキルはclaude.aiから届いた方が動いていました。
おすすめの進め方は、入れる、使ってみる、/skill-doctor で使っていないものを確かめる、使わないものはオフにする、の順です。/plugin の画面にも、それぞれがどれだけ読まれるかの目安が出ます。
必ず守らせたいことは、スキルに書かない
スキルは、Claudeが「今これを使おう」と判断したときにだけ呼び出されます。呼び出されないこともあるわけです。公式のskill-creatorの中にも「Claudeは呼び出し忘れがちなので、説明は少し強めに書く」と書かれているほどです。
たとえば「パスワードを書いたファイル(.env)は開かないで」という決まりをスキルに書いても、そのスキルが呼び出されなければ守られません。必ず守らせたいことは、別の場所に書きます。
- CLAUDE.md:Claude Codeが毎回最初に全部読むメモです。いつも守ってほしい決まりを書きます。長くしすぎないことが大事で、公式の目安は200行までです。
- rules:決まったフォルダのファイルを触ったときだけ読まれるメモです。そのフォルダだけの決まりを書きます。
- hooks:「ファイルを書きかえる直前」のように、決まった場面で毎回必ず動くしかけです。絶対に止めたいことや、必ずやらせたいことに使います。
- スキル:説明は毎回、中身は使うときに読まれます。くり返す手順や、調べものの資料に向いています。
公式の説明では、CLAUDE.mdに書いた決まりは「お願い」、hooksは「強制」だとしています。スキルは、使うかどうかをClaudeが決めるものです。僕も自分で作ったスキルは、hooksやrulesと組み合わせて使っています。
hooksの設定は、自分で書かなくてもClaudeに頼めます。
.envファイルを、Claudeが読んだり書きかえたりできないようにしたい。
hooksを使って、触ろうとしたら止まる設定を作って。
作ったあと、読むときと書きかえるときの両方で、本当に止まるかを試して見せて。
よくある質問
Q. 公式スキルを全部入れておけば、Claudeは賢くなりますか?
A. なりません。オンにしたスキルの説明は話しかけるたびに読まれ、多すぎると、使われていないスキルから外されていきます。使うものだけオンにして、/skill-doctor でときどき見直すのがおすすめです。
Q. ExcelやWordのスキルはClaude Codeで使えますか?
A. 使えます。claude.aiでスキルをオンにしていれば、Claude Codeにも自動で届きます(2026年9月から)。ただし、パソコンに必要なソフトや部品は、自分で入れる必要があります。
Q. /code-reviewのeffortはどれにすればいいですか?
A. medium(ふつう)から始めてください。ほかの人の検証では、high で9か所の間違いを全部見つけ、それより上げても時間が延びるだけでした。
Q. ChatGPTのスキルと同じものですか?
A. 別のものです。ChatGPTにも「スキル」という名前の機能がありますが、この記事はAnthropic社のClaude Codeの話です。
まとめ
公式スキルは80本ほどありますが、使って効いたと数字で言えるのは、/code-review、/skill-doctor、frontend-design、skill-creator、文書スキルくらいです。どれも、効く場面が決まっています。
スキルは、入れるほど賢くなるものではありません。オンにした分だけ、毎回読む量が増えます。必要なものだけオンにして、使わないものは外していくのが、いちばん効きます。
制作会社の方向けに、Web制作でClaude Codeをどう使っているかを外注案内にまとめています。
AIを使うかどうかも含めて、制作と運用をまとめて相談できます。外注先・パートナーを探している制作会社の方へ。実装だけでなく「その作業は自動化すべきか」から一緒に判断します。